【名セリフ】ドラマ HOTEL 第1シリーズ 第5話 「サービス」

大好きなドラマのひとつ。HOTEL

突っ込みどころ満載のドラマですが、なかなかグッとくるセリフやシーンもあったりします。特に毎回終盤に出てくる、松方弘樹演じる東堂マネージャーのセリフがいいんですよねー。

締めゼリフとでも言いましょうか。

高嶋政伸演じる赤川一平も新米ベルボーイから少しずつ成長していく様子が良く描かれています。

そんなホテルのあらすじや、締めゼリフを紹介していきます。

今回は第1シリーズ第5話。

 

それでは、ざっくり登場人物から。

宿泊支配人:東堂マネージャー

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社長秘書:真理

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ベルボーイ:一平

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フロントクラーク:杏子

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フロントチーフ:水野

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先輩ベルボーイ:北山

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フロントオフィスマネージャー:持田

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社長:大原

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 第5話ゲスト ヨシナリ

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ストーリー

ある日、ヨシナリという水産会社を経営している男が客としてやってくる。
いつも長期滞在でホテルを利用しているため、上顧客扱いのヨシナリ。
フロントにブリを一匹持ってきて、「捌いて部屋に持って来い」と言う。
「当ホテルではそのようなサービスは行っていないのですが・・・」と断ろうとするが、ヨシナリはそのまま部屋に行ってしまう。
困ったホテル側は仕方なく、厨房に頼み込み板前のゲンさんに捌いてもらう。
部屋に案内した一平にも、荷物の片付けやマッサージを要求する。
断ろうとすると「これもサービスやろ」の一点張り。
 
一方東堂は、持田・真理にデイユースと受験生パックを始めてみようと提案。
しかし、持田は「風紀が乱れる」と否定的。
「以前、修学旅行の生徒がハウスキーパーに暴行を働いたこともありますし、デイユースもラブホテルと化してしまうのでは?それに、ヨシナリ様のようなお客様に無理難題を言われても、ホテル側としては断りきれません。」と東堂案に反対する。
 
夜、水野達はヨシナリの部屋に捌いたブリを持って行き、調理代5830円を請求。
自分はお得意様なのに請求するとは何事だとヨシナリは憤慨。
「たかだか5830円の調理代を請求したことで、上客1人を失ってもいいのか?」と持田を問い詰め、支払いを拒否。
 
水野と持田は東堂に状況を説明。
金額も小額でお得意様なので、ここはヨシナリの言うとおりにしておいたほうがいいのではないかと提案する。
しかし、東堂は、ヨシナリだけに特別なサービスをするのは如何なものかと反対。
「ホテルの鉄則はどんなお客様に対しても差別をしないこと。優遇しすぎるのも差別だ」と東堂。
ヨシナリへの特別な対応はしないようスタッフ全員に周知するよう指示する。
 
それを聞いた一平達も少し困惑する。
サービスすることが仕事なのに、本当に断ってもいいのだろうか。
そもそも5830円を請求しなければこんな問題にならなかったのではないか、と。
 
次の日、持田が再度調理代を請求するために、ヨシナリの部屋を訪問。
調理代を払わなければ今後一切のサービスを断る、と説明。
これに激怒したヨシナリは持田を部屋から追い出し、「ホテル協会に訴えて持田をクビにしてやる!」と怒鳴りつける。
それを見ていた一平は、ヨシナリの部屋に行き、「サービスは十分やっているだろう」と訴える。
ヨシナリは、それは料金に含まれたサービスで、自分が言っているのは「心のサービス」だ、と主張。
一平は「お金をいただかないサービスを提供して気が済むのならいくらでもやりますよ!その代わり、ホテル協会に訴えて持田マネージャーをクビにするのはやめてくださいますね?」と提案。
そして一平は、シフトが終わっても、ヨシナリの背中を流したり、洗濯したり、特別な料理を作るよう料理長に掛け合ったりする。
それを知った持田達はすぐさまヨシナリの部屋に行き一平を事務所に連れ戻す。
納得がいかない一平。「東堂マネージャーの命令だと聞いたが、持田マネージャーの本心を聞きたい。」と詰め寄る。
持田も真理も東堂の意見に賛成だと言う。
「東堂マネージャーに遠慮してるだけだ。俺はホテルの為を思ってやっているのに、ここはあなたたちだけのホテルじゃない。」と楯突く一平。
「自惚れるな!自分の仕事だけやっていればいいんだ!」と持田に言われた一平は、何も言わず事務所を飛び出してしまう。
持田は「請求書の件は自分が処理するので東堂マネージャーには黙っていてほしい」と真理にお願いする。自分のクビをかけてヨシナリと対決するのかと不安になる真理に、「ヨシナリには荒療治が必要だし、東堂に言われた時から決意は固まっていた。」と説明する持田。
不安になった真理は、裁判になったら費用を出してもらうよう社長に掛け合う。社長も承諾する。
 
残業続きと疲れからホテルで倒れてしまう一平。
それを見た従業員達は、「倒れたのはあなたのせいだ」とヨシナリの部屋に押しかける。
言い合いになり興奮したヨシナリも血圧が上がって倒れてしまう。
ホテルの医務室で隣同士のベッドで寝る二人。
夜中、一平はうなされながら寝言を言う。「ヨシナリ様、お願いです。何でもします。だからクビにしないでください。持田マネージャーも東堂マネージャーもホテルを愛してます・・・」
それを聞いたヨシナリは笑って「アホなやっちゃ」と一言。
 
翌日、医務室には朝ごはんが。
「こんなモン、頼んでへんで!」と言うヨシナリに、
「これはサービスです。もちろん料金に含まれています。」と水野。
美味しい、とご飯をほおばる一平を見て、ヨシナリも一口。
「美味い!」と笑顔になるヨシナリ。
二人は笑い合いながら朝食を食べる。
 
事務所では、ヨシナリがホテル協会への訴えを取り下げたことに安堵する東堂・持田・真理。
「デイユースと受験生パックをやってみましょうか。」と持田。
驚く東堂。
「特別なサービスをやめようと言った意味が良く分かりました。それによって風紀を乱すお客様を立ち直らせることができたのだから。」と。
 

ここから、東堂の締めゼリフ。

 
東堂
「ホテルという企業体は様々なサービス業の専門家が集まっています。
荷物を運ぶ者、郵便物を整理する者、ベッドを作る者、料理を作る者。
それらのひとつひとつは小さな仕事かもしれません。
しかし私は、彼らの仕事も無料で提供することはできないんですよ。
あのブリを調理した板前のゲンさんもこの道20年のベテランです。
彼は、自分の腕一本で生きていく為に、下積みの修行を10年以上も耐えてきた。
当然、彼の仕事に対して正当な評価があって然るべきでしょう。」
 
持田
「それを無料で特別にサービスすべきじゃなかったんです。
あの人達の心のこもったサービスは、お客さんに、差別せずに同じように喜んでいただくべきでした。」
 
東堂
「ありがとう。分かってくれて。」
ヨシナリは調理代も払ってチェックアウト。
見送りに来た持田に色々と勉強になったと礼を言う。
持田もヨシナリのおかげでサービスというものを改めて見直すことができたと、感謝する。
 
そんなやりとりを自分の部屋から見ている東堂。
 
終り
 

感想

最後はお決まりの東堂ルーム。この部屋からはホテルの全てが見渡せますw。

エントランスもテニスコートもプールも・・・。

今回はサービスに優劣つけてええんかい、というお話でした。

初めは私も持田マネージャーの言い分に納得でした。一流のホテルが客層によって変わってしまうというのはよくあることなので。しかし流石東堂マネージャー。自らの力でお客様を変えてしまえばいいという発想。締めのセリフもいいですね~。

こういう上司の下で働く人はモチベーション上がるでしょうね。スタッフを大切に思う気持ちが良く現れたセリフだと思います。

生きていく(お金を貰う)為に腕を磨く→お客様に喜んでもらう→お金を頂く→それを糧にまた腕を磨く→繰り返し

ああ、何と理想的な働き方・・・。自分もこうありたいと思いますね!

あと、第1シリーズの一平の暴走ぶりもいいですねぇ。ガムシャラ感が出てるというか、普通お客様の部屋に怒鳴り込みに行きませんよねw。持田マネージャーともめっちゃケンカするしw。

これが第2シリーズになると、後輩も出来てグッと大人になるから驚き。一平の成長ぶりもこのドラマの見所ですぞ。

 

話は変わりますが、このHOTEL

よくCSのTBSチャンネルで放送されているんですが、いつも第1シリーズと第2シリーズ、あと第3シリーズまでのスペシャルだけなんですよね。まあ、理由は分かりますが・・・。恐らく第3シリーズから覚せい剤で逮捕された元光GENJI赤坂晃がレギュラーで出演しているからでしょう。しかし!TBSチャンネルさん!もうそろそろ放映してくれてもいいんじゃないですか!?ご意見・ご要望のページにも書き込みさせてもらいましたけど、もうそろそろ、ね?ツタヤもレンタルないし、アマゾンでもDVD高いんですよねー。出来ればCSで観たい!!

宜しくお願いします。

 

ということで、また次回。